Title: なんとなく。
ふと、いつもの店にランチに入ると、ある日にはものすごい混んでいて、なかなか座れなかったり、「あれ、2人前くらい頼まないと申し訳ないかな」と思う程、がらがら空いている時がある。いずれにしても、「まあ、こんなことしょっちゅうだよ」と、店主は言うけれど、どうしてこうなるかは、首をかしげている。
混む時、その理由を考えると、「朝、テレビで紹介されていた」とか「雑誌に載っていた」とか「行列が出来ていて、気になった」とか、いろんなことを考えられるけれど、もしこれのどれにも該当しなくて、ただ「なんとなく」だとすると、その”なんとなく”を起こさせる何かがきっとあって、それが分かれば、人の流れを意図した方向へ向けられるんじゃないかって考えだしたら、ワクワクしてしまって、みそ汁が冷めてた。
その「なんとなく」を、どういうアプローチで起こさせるか。ものづくりを考える上で、またひとつ角度を見つけたような気がした昼飯でした。